ストレングス部門 概要
~60秒で己の強さを見せつけろ~
カリステ二クスを象徴する2大種目、
あなたは何回できる?
体格と回数を踏まえてスコアを算出、勝者には自身の体を最も効率よく動かした者が選ばれる!
競技種目
このストレングス部門で行われる種目は以下の2種目となります。
- 自重ディップス
- 自重懸垂
この部門の最大の特徴は、個人の体格にとらわれず、どんな方でも平等に競い合うことができるという点です。
スコア算出方法
個人の体格にとらわれず平等に競い合うために、ストレングス部門のスコアは、体格差を考慮した計算式で決まります!
各種目の制限時間は1分、この1分間でできる限りの回数をこなし、大会当日の体重と身長を踏まえてスコアを算出します。
スコアの算出方法は・・・
体重×回数÷身長=スコア
となります。
スコアの事例
上記表で、A選手とB選手のスコアの事例を見てみましょう。
A選手とB選手の回数だけを見てみると、A選手が65回で、B選手より18回多くこなしていますが、B選手はA選手よりも体重が重く、身長も大きい上で47回こなしています。
この結果をスコア算出方法に当てはめ、両選手のスコアを算出すると・・・
21.9PでB選手が勝利という結果になります!
上記のようにスコアを算出することで、体重差・体重差に左右されることなく、大会で存分にパフォーマンスを発揮して頂けます。
体重は100g単位まで計測し、スコアは少数第1位まで算出します。
競技ルールとアドバイス
次に、カリステニクス大会ストレングス部門で行われる、ディップスと懸垂のルール、さらにフォーム規定について詳しく解説します。
懸垂(プルアップ)
【開始姿勢】
- マーキングに従い鉄棒を握ってぶら下がる
※画像左から25cm・50cm・25cm(マーキングの内側幅) - 両肘をしっかり伸展する。
- 身体は静止する。
- 足は地面から離す。
【動作】
- 顎がバーの高さかそれ以上になるまで上体を上げる。
- 両肘がしっかり伸展するまで身体を下す。
【 注意点1】
- 顎がバーより低い。
【 注意点2 】
- 肘が完全に伸展しきっていない。
※肘が伸び切らないまま次の動作に移ったらノーカウントになります。
【 注意点3】
- 著しい股関節の屈曲
※キッピングと判断しノーカウントになります。
【 注意点4 】
◎ 途中で鉄棒から降りるのはOK。
【 注意点4 】
× 再開時に肘が曲がっている。
※再開時に肘が曲がっていたらノーカウント
※しっかりと開始姿勢を取ってから再開すること。
ディップス
【開始姿勢】
- 両肘をしっかり伸展する。
- 身体は一直線の状態で静止して腕と並行にする。
- 足は地面から離す。
【動作1】
- 肩の位置が肘の高さかそれ以下の高さになるまで下げる。
【動作2】
- 両肘がしっかり伸展する位置まで身体を上げる。
【注意点1】
- 肩が肘より高い位置で身体を持ち上げる。
【注意点2】
- 肘が伸展しきっていない。
【注意点3】
× 膝や腰が屈曲している。
※身体が屈曲していたらノーカウント。
〇 身体が後ろに反るのはOK。
ワンポイントアドバイス
最後に、ストレングス部門でのアドバイスを2つご紹介します。
Adv.1 回数よりも正しいフォームを意識
今大会では、カメラを用いて回数を厳密にカウントします。
あともう少し規定のフォームに足りていなかった・・・となってしまうと、実力として本来できる回数よりも、かなり少ない数でカウントされてしまいます。
そのような事態を防ぐために、回数よりも正しいフォームを意識して行うようにしてください。
Adv.2 1分間動き続けるペース配分を意識
ディップスも懸垂も、途中でバーから降りることが可能です。
スタートから超ハイペースで回数を稼ごうとした結果、時間が余っているのに動けない・・・
そのような事態を防ぐためにも、1分間という時間を上手く使い、自分の最大限の回数をこなせるように意識してみてください。
ストレングス部門ルールブック
まとめ
ストレングス部門の概要と競技ルールについて、動画と画像を交えて解説させて頂きました。
今後も選手の皆様からご意見、ご質問を頂きながら、大会環境や規定の改善に努めていきたいと思いますので、お気軽にご連絡ください。